2013年03月21日
私はこれまで男性からお花をいただいたことがありません。
いま結婚していて、独身時代には何人か恋人もいましたが、私の一番ほしい“バラの花”を贈ってくれた人はいませんでした。お花というのは、指輪と同じように、こちらから「ちょうだい」とはなかなか 言い出せないところがあります。なんとなく察してもらいたいのが女心......。そうこうしているうちに、この年齡になってしまいました。
もちろん、夫に「誕生日にお花がほしい」と言えばいいのでしょうが、今の夫に何かをねだるような感情はもうありません。一つ屋根の下に住んでいますが、会話もほとんどなく、何がほしいとか何が好きとか、そういうことを察し合うような関係でもありません。お互い2度目の結婚で子どももいますし、別れるということでもないのですが......。
私には愛情を保ち続ける能カが欠けているのか、とたまに悩むこともあります。先日、60代の知り合いの女性が「一番ほしかったカメラを夫からプレゼントされた」と言うを聞いて、長年―緒にいながらも、お互いを思いやれる関係を羨まし思いました。